おしるこの色々感想書くところ

プレイしたゲームの感想を中心にいろんな感想を書いていきたいと思います。

「探偵撲滅」感想

発売前からダンガンロンパっぽいと話題だった本作でしたが、さすが日本一ソフトウェアって感じのそれなりに(誉め言葉)おもしろい作品でした。 

 

 

 

自分はPS4版をプレイしました。本当に終わり方がスッキリしたきれいなゲームです。ゲームでこんなスッキリした気分になったのは久しぶりかもしれません。ダンガンロンパっぽさは全然感じませんでした。探偵同士で殺し合いをさせられるって展開ではないですしね。デスゲームを期待している人は肩透かしを食らうと思います。

 

ストーリー

100人以上の死者を出し、国中を混乱に陥れた連続殺人鬼『八ツ裂き公』。
その凶行を止めるため、優秀な探偵のみで構成された組織『探偵同盟』は、
選りすぐりのメンバーによる合同捜査を決断した。

同じ頃、探偵に憧れる平凡な男子高校生『北條和都』は、
謎の男『老師探偵』の導きにより、探偵同盟の本部がある離島へたどり着く。

島で憧れの探偵同盟と出会い、興奮を隠せない和都。
しかし、探偵たちから「お前が八ツ裂き公ではないか?」と疑いをかけられ、言葉を失った。
島には既に『八ツ裂き公』が潜入しており、多くの探偵が殺されてしまったというのだ。

自身の疑いを晴らすため、
和都は探偵同盟のリーダー『理想探偵』と共に、島の捜査へと動き出す。

生き残った探偵は14人。
この中に──『八ツ裂き公』がいる。

公式サイトより引用

探偵撲滅|日本一ソフトウェア

 

 


捜査部分はシミュレーションゲームっぽいところが新鮮でした。シミュレーションをあまりやらない自分には難しすぎなくてそこまでストレスを感じずにクリアできたのでそこはよかったかなと思いますが慣れている人には物足りないのかもしれないですね。
だいたいのゲームは推理しているのはプレイヤー自身だがこのゲームはキャラクターが推理している感じがしてその意味でも他のゲームとは違って面白かったです。
ただ、誰をどう動かすかに集中しすぎて証拠に何をとって、どういう内容なのかまったく入ってこなかったです。推理パートは簡単だったんで覚える必要もなかったんで苦労はしなかったんですが、キャラクターが推理してる感は強いですけど自分が推理して解いている感は少ないです。

 

 

キャラクターも魅力的で全員ちゃんと見せ場みたいなのがあるのもよかったです。探偵ごとにステータスが違っていてそれが個性になっているのも面白かったですね。気になるキャラがいるってだけでもやる理由としては全然問題ないと思います。そのお気に入りのキャラが死ぬ可能性はありますが.......

 

 

ネタバレなしでいうとどうしても言いにくい部分があるので細かくは言えませんが、このゲームだけで八ツ裂き公との戦いには決着がつくので一つの話としてまとまっていて話は完結するのでスッキリとちゃんと終るゲームをしたいという人におすすめできるゲームですね。もし次回作が出るのであれば買ってみようかなと思えるくらい面白いゲームでした。

 

 

 

 

 

 

 

<ここから先はネタバレ有の感想になりますので、未プレイの方は気を付けてください>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アドベンチャーゲームやってると「あ、こいつ死ぬか犯人だな」って展開が解ってくるんですけど探偵撲滅は本当にそこで死ぬか犯人なんですよ。一章の老師探偵、理想探偵。二章の魔界探偵、渋谷探偵と「本当に死んだよ....」が連続できたせいでちょっと萎えちゃったんです。けど第三章で予想外の人が殺されてめちゃくちゃびっくりしたんです(笑)

そこからは話面白くなっていったのでもし意図的に最初に死ぬ&犯人のキャラクターにフラグをたてさせてたのなら本当にすごいですよね。

 

 

あと最後に探偵撲滅というタイトルの意味が180°変わったのでめちゃくちゃびっくりしました。探偵を殺していなくならせるって意味から事件を無くして探偵という職業を撲滅するって意味に変わった時鳥肌立っちゃいましたね。タイトルの意味がわかる系は終わってから気づくことが多いので、タイトルの意味が変わる系はわかりやすくてかつ驚きが大きいので面白さ倍増ですよね! 

 

黒幕が「死にたいけどどんなことをしても死ねない。死なせてくれない」的なことを言うんですが、捜査シミュレーションパートで一番死んだのが黒幕なんですよね(笑)

なのでシミュレーションパートでは何かしらの理由つけて死なないか、普通にプレイしていたらよっぽどのことがない限り死なないみたいな配慮が欲しかったですね。「いやお前のせいで何回もゲームオーバーになったんだがww」って頭の中に出てきて話がちゃんと頭に入ってこなかったですね(笑)

 

 

しかし、終わり方は本当にきれいでこういうゲームは終わりよければすべてよしということを改めて感じさせてくれた面白いゲームでした。続編やシナリオライター城花健人さんの新作がでたらやってみたいと思います!!